ブーブーブー。ブーブーブー。

深夜。スマホのバイブが鳴る。それは知り合いからの一通のメールだった。

「情報を仕入れました。明日京都府に奴らがやってきます。」

そのメールを見て、思わず顔がほころぶ。

ついに来た！ ついに京都にやって来た！

BLACK ANGELS京都府初降臨！

ROCKを感じるホールに舞い降りる特別なエンジェルス「BLACK ANGELS」。

大阪に降臨した時の噂は聞いている。いやそれ以外の地域の時の噂も聞いている。そんなBLACK ANGELSがやっと京都に来てくれたのだ。

「貴重な情報をありがとう。」そうメールに返信すると、夜の京都へ繰り出した。明日降臨するであろうホールを探して、目星をつけるためだ。

どれくらい街を彷徨っただろう。遂にそのホールを見つけることが出来た！ ホールはすでに閉まっているが、薄っすらと怪しい音色が漏れ出しているのだ。顔からは笑顔が漏れる。ここに降臨で間違いないだろう。そう確信すると、鼻歌まじりに家路についた。

翌朝。

取材班は昨日、目星をつけていたホールに1番乗りで到着し、様子を伺っていた。いやただ興奮して昨日一睡もできなかっただけなのだが……。

ホールは、今か今かとオープンを待っている。そこへ続々と人が集まってきた。

続々と集まる人と共に、取材班のテンションも上がっていく。それがBLACK ANGELSに対する期待なのか、前日寝ていないからなのか、どっちなのかは分からない。

開店した店内に入ると、取材班は、店内の様子をゆっくりと探っていくことにした。

人気台はもちろん、新台など、店内は徐々に色々な台が満台になっていった。

店内をぐるぐる回っていると、BLACK ANGELSに遭遇することが出来た！ やはりこのホールに降臨していたようだ。

本日のBLACK ANGELSは「相沢なのは」。

これがBLACK ANGELSか……。

変な関心をしつつ、相沢なのはの動向を探っていく。相沢なのはは店内をゆっくりと歩き出していた。

相沢なのはがまず見ていたのは『SLOTバジリスク〜甲賀忍法帖〜絆2』

こちらはなんと4台全台で最高の音色を響かせている。そして4台全台がプラスと極上のBeatが刻まれている！ Great！

『SLOTバジリスク〜甲賀忍法帖〜絆2』で極上な音色を堪能したい人は

『SLOTバジリスク〜甲賀忍法帖〜絆2』特集記事

をチェックしてみてほしい。

相沢なのはが次に見ていたのは、新台で入っている『SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語／[後編]永遠の物語』だった。

こちらは全5台中3台から素晴らしい旋律が咲き誇っている。そして3台ともプラスとその力を発揮している。

店内の相沢なのはの歩みは止まらない。次に見ていたのは『ハナビ』『新ハナビ』だった。

『ハナビ』は全3台中2台から熱いBeatを感じさせるかと思えば、『新ハナビ』は全4台中2台から熱いBeatを感じさせてくれている。新旧のハナビを合わせると全7台中実に4台が爆裂なBeatを感じさせるということになっているのだ。
『ハナビ』381番台、そして『新ハナビ』385番台は全然回されておらず、非常に残念な旋律となってしまっている。『新ハナビ』386番台も回されてはいるが、最後にちょっとマイナスとこちらも実に苦しい戦いだったと推測される。

『ハナビ』で熱いBeatを感じたい！ そんな人は

『ハナビ』特集記事

に詳しく載っているので、是非チェックしてみてほしい。

まだまだ相沢なのはの歩みは止まらない。その足はジャグラーコーナーに向かっていた。

ジャグラーコーナーも素晴らしい旋律が咲き誇っている。『ファンキージャグラー』265番台と『スーパーミラクルジャグラー』がマイナスとこちらも苦戦する結果となってしまった。

さらに相沢なのはは店内を練り歩く。

6号機からAタイプからバラエティから、色々な所から美しいBeatで埋め尽くされている。マイナスになっている台もあるが、回されていないという印象の方が強く受けた。『アカメが斬る！』に関しては0回転のままだ、極上の音色はすぐそこにあったのに……勿体ない。

店内を一周して取材班は相沢なのはに声をかけようとした。しかし相沢なのはは何も言わず取材班に紙を渡して来た。

1/5？ なんだこの紙は？ しばらく考えているうちに相沢なのはは居なくなってしまっていた。すると取材が終わった安堵感からか、それとも疲れからなのか一気に眠気が襲ってくる。この状態で考えてもこの謎はわからない。とりあえず家に戻り睡眠をとろう。そう考えてホールを後にした。